小米が出願していた「浄水器」をめぐる特許数件がこのほど認可され、小米は特許を備えた価格1299元(約2万5951円)の「小米浄水器」を売り出した。小米はこれまで、携帯電話、テレビ、スマートワイヤレスブレスなどのスマートライフ分野で徐々に布陣を固めている。「北京商報」が伝えた。
小米の浄水器は重金属、抗生物質、有害な有機物を除去するだけでなく、WiFi機能によって家族の携帯電話に接続し、水道水の濾過前後での水質の変化を伝えたり、カートリッジの寿命を計算したり、取り替え時期を知らせたりする。また携帯のアプリで故障の15項目を自動的にチェックすることもできる。
小米は浄水器のほかにも、スマートエアコン「i・青春」を発表した。美的との提携で生まれた同製品は、小米のスマートブレスをはじめとするスマート機器と連動する。販売価格は2699元(約5万3925円)。
注目すべきは、このほど発表した浄水器とエアコンは小米の多元化生態チェーン戦略の中のごく一部にすぎないということだ。雷軍会長はかつて公開の場で、「生態チェーン企業100社を複製したいが、今はまだ40数社しか成功していない」と述べている。業界では、小米の多元化生態チェーン戦略は確かに市場を急速に拡大しているものの、チェーンに含まれる業界が小米ユーザーを基盤として完全に依拠しているわけではなく、今後どのように発展していくかは未知数だとの見方が広がる。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年7月17日