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第3世代原子炉「華竜1号」、約20カ国で協力を展開

人民網日本語版 2015年07月20日10:56

国防科技工業軍民融合発展成果展で発表された情報によると、中国核工業集団と中国広東核電集団が共同開発した第3世代原子炉技術「華竜1号」が、国防科技工業軍民融合発展技術革新賞を受賞した。新華社が伝えた。

華竜1号は、中国の30年あまりの原子炉研究・設計・製造・建設・稼働の経験を踏まえた上で、世界の第3世代原子炉技術の先進的な理念を参考に開発された、完全に独自の知的財産権を持つ第3世代原子炉ブランドだ。同技術は高い安全性・先進性・経済性を持ち、世界トップレベルに達している。中国核工業集団は現在、英国、アルゼンチン、エジプト、ブラジルなどの欧州・中南米・アフリカ・南アジアの約20カ国と、原子炉技術の協力を展開している。華竜1号はすでに、海外に根を下ろしている。

華竜1号の1基目の国産化率は85%以上に達している。設計上の使用寿命は60年間で、18ヶ月ごとに燃料棒の交換を行う。発電所の利用率は90%に達する。華竜1号を輸出する場合、設計・製造・施工・技術サポートは中国国内から提供される。1基当たり8万種以上の設備が必要になり、200社あまりの企業が製造と建設に参与する。これにより、15万人の雇用機会が創出される。これに燃料棒の供給や建設後のサービスを加えると、使用寿命を終えるまで1基当たり約1000億元(約2兆円)の生産高を創出できる。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年7月20日

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