このところ、アフリカ北部で生息しているスナネコがあどけなく可愛らしい姿でペット市場で多くのファンの目を引いている。しかし、この長い耳とふわふわのしっぽは砂漠に生息する小動物の特殊な性質で、家で飼うペットには全く適していないにもかかわらず、密猟者が後を絶たず、絶滅の危機に瀕している。英国「デイリーミラー」の7月15日付の報道を引用して環球網が伝えた。
科学的見地によると、スナネコの足の裏は厚い毛に覆われ、昼夜の温度差が激しい砂漠でも生存できる。そのうえ、スナネコの呼吸器系統は非常に特殊で感染症にかかりやすいので、家で飼われたスナネコは一か月しか生きることができない。ペット市場のニーズの増加および密猟者の出現により、スナネコの個体数は激減し、すでに絶滅危惧種に名を連ねている。このようにスナネコは家で飼うペットには不向きで、専門の保護下に置かれるべきである。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年7月21日