9月はもはや米アップル社の携帯電話のための月ではなくなったとみられる。大手国産メーカーも9月に向けていろいろな動きを始めている。「第一財経日報」が伝えた。
華為終端有限公司の余承東会長はこのほど「微博」(ウェイボー)で、「1番になろうとする勇気と胆力をもたないことは危険だ。華為は9月2日に破壊的な効果をもたらす『ブラック科学技術』の携帯端末を発表する」と述べた。
これに先立ち、アップルの次世代携帯電話に応用されるとみられてきたプレッシャーセンシティブパッドは、中興通訊が一歩先んじて「AXON天機mini」に採用した。
▽中国メーカーが技術で先手
消息筋によると、アップルは現地時間の9月9日に次世代スマートフォン「iPhone」(アイフォーン)を発表するとしたが、関連の会議の日時はまだ確定しておらず、メディア関係者の多くは「ビザの有効期間内に行うことを確約します」との通知を受け取っただけだった。
産業チェーンでは、アップルの次世代製品に対する憶測がすでに飛び交っている。
東方証券の蒯剣・電子アナリストはさきに発表した報告書の中で、「プレッシャーセンシティブパッドはiPhone6Sの最大のイノベーションで、SIP(system in a package)モジュールと電磁モーターの採用を加速させる」と指摘した。
プレッシャーセンシティブパッド技術とは、タッチパッドの感圧タッチ技術のことで、軽くタッチする、押し当てるなどの指の動きを判断し、動きに対応した機能を提供する。たとえば指をしばらく押し当て続けると「ダブルクリック」になるという。