飯館村はかつてその美しい自然から「日本一美しい村」と呼ばれていた。4年前のあの大地震で発生した原発事故により、この村は放射性物質の汚染被害を被り、一度は日本政府の汚染処理の盲点ともなった。4年後記者が現地を訪れてみたところ、そこは依然「無人村」状態だった。日本政府が今年6月に発表した「2017年3月に大部分の避難指示区域を解除」という復興目標の実現とは程遠いように感じた。「人民日報」が伝えた。
日本一美しい村から無人村へ
車で福島県伊達市に入ってすぐ、記者の手元の放射線量計測器は突如跳ね上がり、0.359マイクロシーベルト毎時で止まった。35キロほど北の高速道路では、この数値は0.06に過ぎなかった。
事故以前、この村には農家を中心とする1700世帯6200人あまりの住民が暮らしていた。原発から放出された放射性物質は風に乗り土壌や木の葉に舞い降りた。日本政府は汚染予想図を隠蔽するため、事故発生から2ヶ月経って村人はようやく強制的に避難を命じられ、今日まで村のほとんどが「制限住宅区」となっており、村人は昼間以外の出入りや滞在を禁じられている。