黒竜江省、風力発電を有効活用

国家電網・黒竜江省電力有限公司が発表した情報によると、黒竜江省は風力発電の電力活用の難題を解消するため、今年上半期の風が強い時期に火力発電ユニットを延べ41基起動・停止したほか、風力発電の送電網の点検・修理を延べ77本実施し、風力発電の送電量を2億7900万kWh以上増やした。人民日報が伝えた。

同社は風力発電優先調整、ピーク時の火力発電の補助的な使用、余剰電力の暖房への利用、風力発電量の予測、風力発電の調整の自己評価、省電力網風力発電量統一予報プラットフォームの構築に取り組み、風力発電の電力供給の制約とボトルネックの解消に全力を尽くした。また電力網計画および新設備稼働状況を結びつけ、風力発電を優先的に手配し、風力発電送電エリアの電力網の安全・安定制御プランを適時調整し、稼働開始した風力発電所の送電の制限を解消した。風力発電の活用によって、一次エネルギーの消費が大幅に削減された。黒竜江省は上半期、エネルギー消費を標準石炭換算で58万トン分、二酸化炭素の排出を150万トン削減した。（編集YF）

「人民網日本語版」2015年8月13日