天津港で8月12日に発生した爆発事故に関する第13回記者会見で明らかになったところによると、22日午後3時までに確認された死者は121人、行方不明者は54人となった。人民日報が伝えた。
シアン化合物を含む廃水の処理に関して、中国環境保護部(省)応急センターの田為勇センター長は、「密封処理された廃水の汚染処理施設はすでに稼動している。高濃度廃水は、タンクローリー24台を使い、累計100回以上にわたって搬出作業を実施、3千トンあまりの廃水を処理した。警戒エリア内にある爆発でできた水たまりの高濃度汚染水については、パイプラインの敷設、設備の取り付けに着手しており、23日には水の吸い上げと処理が実施できる」と述べた。
国家海洋局の専門家は、「現時点でのシアン化合物と揮発フェノールの濃度は、海洋環境に影響を及ぼすことはない」と分析している。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年8月23日