3日に中国国際航空公司の「CA1369」便を利用した乗客は、北京から三亜に向かう飛行機の中、機内の動画システムや自分のタブレットコンピューター、ノートパソコンなどの機器を使って、中国中央テレビ(CCTV)が生中継した中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念式典の軍事パレードをリアルタイムで見ることができた。新華社が伝えた。
中国の民間航空の歴史の中で、またラジオ・テレビの歴史の中で、機内でテレビの生中継が見られるようになったのは今回が初めてのことだ。同便には乗客289人が搭乗し、うち106人が自分の機器で軍事パレードを視聴した。
同公司の機上ネットワーク建設プロジェクト弁公室の張允主任は、「この機体は2回にわたる大規模改修・検証を経てやっとシステム全体の構築を終えたものだ。1回目の改修は昨年11月で、衛星放送受信アンテナと機内のWiFiシステムの設置のための改修が行われた。今年8月の2回目改修ではラジオ・テレビのデコーダーと動画出力システムを加え、ラジオ・テレビ放送の信号を受信し、WiFiサーバーを通じて個人の機器や機内の動画システムに送るようにした。集中的に行われた試験飛行をくぐり抜けて、3日についに応用がスタートした」と説明する。
また張主任は、「本日の生中継が実現した便の関連データに基づいてシステム全体を改善・バージョンアップさせ、引き続き弊社の全機体への搭載計画の歩みを進める。現在受信できるのは16チャンネルで、今後は60チャンネルの番組を提供できるようにして機内の乗客がいろいろ選べるようにしたい」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年9月4日