中国初の釣魚島(日本名・尖閣諸島) 領有権紀念館がこのほど、山東省威海市の劉公島にオープンした。人民網が報じた。
館内に展示されている写真などの資料はまだ限られていることについて、劉公島管理委員会は、マルチメディアや動画、インタラクティブ展示のほか、収蔵品の数も今後増やす計画としている。中国国家海洋局宣伝教育センターの盖広生・センター長も、「国家海洋局は、劉公島側が紀念館の資料を引き続き充実させるほか、各種の釣魚島の領有権に関する収蔵品も増やすよう協力し、同館を永久的に存続させる」と語った。
劉公島は、威海市最大の島。黄海に面し、「東側の辺境」、「海上の桃源」、「沈まない戦艦」などと呼ばれている。1888年には、この島で、中国清朝の艦隊「北洋水師(北洋艦隊)」が誕生した。また、1894年には、この島の東部海域で、甲午戦争(日清戦争)の海戦が起こった。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年9月9日