中米両国共に習主席の訪米を強く重視している。このほど米国のライス大統領補佐官(国家安全保障担当)、ラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が相次いで訪中し、中国側と緊密に協議した。中国側も高官をワシントンに派遣する。習主席の訪米が申し分のない成功を収め、両国関係史上の新たな一里塚となるよう、双方は入念に準備している。
習主席の訪米が米国の大統領選シーズンと重なることにも目を向ける必要がある。米メディアは中米関係について大きな論争を繰り広げており、世論環境は一層複雑化、多元化する。両国の内政の影響もある。こうした要素が重なり合い、今回の訪問は気楽なものとはならない。
歴史の経験から見て、暗流逆巻くこうした肝要な時こそ、中米関係強化の自信・誠意・決意を揺るぎないものにし、困難を克復して前進する必要がある。1972年のニクソン大統領の訪中、1979年の鄧小平氏の訪米は共に肝要な歴史的段階において妨害を排除し、中米関係を回復・改善した戦略措置であり、中米両国民と世界に数々の「驚喜」をもたらした。習主席の訪米も同様に皆に驚喜をもたらすと信じている。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年9月14日