2015年9月14日  
 

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習主席訪米が「驚喜」をもたらすことを期待

人民網日本語版 2015年09月14日09:00

 中国の習近平国家主席がオバマ大統領の招待を受けて、近く米国を公式訪問する。中米関係が新たな歴史的段階に入って以降、双方が未来に向けて両国関係について計画を立てる肝要な訪問であり、並外れた意義を持ち、ことのほか注目される。中国の崔天凱駐米大使はこのほど「習主席訪米の準備作業は現在大々的に進められている。訪米日程は全てが目玉であり、『驚喜』すべき成果があると信じている」と表明した。この発言を受けて世界は習主席の訪米に様々な期待を寄せている。(文:阮宗沢・本紙特約論説員、中国国際問題研究院常務副院長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 期待1:カリフォルニア州「サニーランズ会談」、北京「瀛台夜話」の対話モデルを継続できるかどうか。中米首脳間のこの独特な対話形式は、協力・ウィンウィンの新型の大国関係の構築について共に話し合うことを示すものであり、相互理解・親善の深化にとって極めて重要だ。中米最高指導者によるこうした対話は両国の協力拡大、信頼強化、溝の有効なコントロールにかけがえのない役割を発揮し、新型の大国関係が一層の具体的成果を得るよう後押しする。

 期待2:従来の事業を継承して今後のために道を切り開き、未来を切り開く。最大の発展途上国と最大の先進国として、中米関係は新たな歴史的出発点に立っており、両国はすでに責任共同体となり、多くの重任を担っている。未来の計画を立て、中米関係という巨大な船を正しい方向へと導き、成功の岸へと到着させることは、中米関係の未来と両国民の切実な利益に関わり、国際・地域情勢にも広範で計り知れない影響を与える。

 期待3:中米関係の加法と減法をどう仕上げるか。加法とは両国協力のパイを大きくし、中米協力の恩恵が両国と世界により多く行き渡るようにすることだ。減法とは溝を縮小、解消して、主客転倒を防ぐことだ。中米関係の「主旋律」は協力であり、これは両国の特殊な地位によって決まったものだ。南中国海問題、サイバーセキュリティー、人権などの争点、難点は両国関係のエピソードに過ぎず、適切なパイプと制度によって対処すべきだ。さもなくばこうした問題がもたらず雑音が、外部を錯覚させ、さらには中米関係に対する人々の判断を妨げ、これに影響を与える。


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