3. 買収合併(M&A)の規模は絶えず拡大している。だが、このM&Aのほとんどが、「再投資(米国内に設立した現地法人による買収)」によって実現している。2014年、中国企業が米国で行ったM&Aは93件に上り、関連金額は76億ドル(約9100億円)に達した。
4. 建設企業による対米投資はあまり進んでおらず、いくつかの困難もある。2014年末の時点で、中国企業が米国で設立した建設企業は46社、その多くが小規模な内装企業だ。大会社の中には、中国建筑美国控股公司(中建美国)があるが、同社は絶えず努力を重ね、年商16億ドル(約1900億円)、従業員4千人以上に達し、中国企業が先進国の請負工事市場を開拓した規範の一つとなっている。
5. 対米投資の主体が多様化しているが、業界による違いは著しい。中国の各種企業による対米投資は活発に行われており、主な投資分野についてみると、国有企業は石油・天然ガスやインフラ、非国有企業はその他の業界に集中している。
今年1月から8月、中国の対米投資は、前年同期比35.9%増の44億3千万ドル(約5300億円)に達し、かなり望ましい発展のすう勢を維持している。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年9月18日