世界の健康分野もゲイツ財団の活動の重点である。ゲイツ氏は、昨年の西アフリカにおけるエボラ熱対策に対する中国の支援は、公共衛生問題への発展途上国の対応支援に対する中国の意欲の高まりを示すものと見ている。中国の革新と低コストな製造能力は、世界の健康に重要な技術サポートを提供するものとなっている。健康・開発分野における中国の取り組みを支援するため、ゲイツ財団は2007年、北京に事務所を設立した。
昨年11月、中米両国は「中米気候変動共同声明」を発表し、世界の気候変動交渉のプロセスに新たな希望を注ぎ込んだ。ゲイツ氏はこれまでも、気候変動問題に関心を寄せてきた。ゲイツ氏は、気候変動の悪影響に対応するためには、世界はすぐに行動する必要があると考えている。温室効果をもたらす二酸化炭素を排出しない安価で信頼性の高い革新的なエネルギーの開発では、特に投資を拡大する必要がある。中米両国並びに世界の革新をリードするその他の国々は、早期の研究開発と革新エネルギーの支援への取り組みを拡大しなければならない。カギとなるのは革新であり、中国には多くの面でできることがある。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年9月24日