中国の習近平国家主席は23日も米国訪問の日程を続け、第3回中米省長・州知事フォーラムおよびワシントン州政府と米国の友好団体が共同開催した歓迎パーティに出席した。この日は中米両国の経済貿易協力の調印劇の幕開けともなり、中米民用航空分野協力調印式典がシアトルで開催され、中国の関連企業3社とボーイングがボーイング機300機の購入予約合意に調印した。これは習主席の米国訪問スタート後に調印された初の大規模な経済貿易協力でもある。「京華時報」が伝えた。
現地時間の22日、シアトルで民用航空分野協力調印式典が行われ、中国政府の関連部門や中国企業とボーイング社とが全面的な戦略協力、組立センターの建設、大型部品の製造、航空機購入などを含む一連の協力文書に調印した。こうした協力文書への調印は、中米民用航空分野の協力が新たに飛躍的な進歩を遂げたことを意味するものだ。
今回の合意には、中国航空器材集団公司、中銀航空租賃、国銀金融租賃有限公司の中国企業3社とボーイングとの間で調印された、ボーイング機300機の購入予約合意も含まれる。
国家発展改革委員会とボーイング社の間では「民用航空産業の全面的戦略協力の向上に関する了解覚書」が調印され、今後5年間(2016~20年)の双方の協力の目標や主な協力内容が確定された。これには工業協力・生産の規模・レベルの大幅引き上げ、グリーン航空技術の共同開発、イノベーション発展指導力シンポジウムの開催、世界レベルの航空輸送システムの発展などが含まれる。