21日、人民日報社主催による「運命共同体 協力新構造」をテーマとした「2015年1ベルト、1ロード(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)メディア協力フォーラム」が北京で開催された。全国政治協商会議副主席・中国共産党中央対外連絡部部長を務める王家瑞氏が挨拶に立ち、「中国が推進している『1ベルト、1ロード』建設は、沿線諸国ひいては世界各国の互恵・ウィンウィンを推進する目的で打ちだされた重大提案であり、『協議・共同建設・利益共有』がこの提案の核心を構成している」と述べた。人民網が報じた。
以下は王氏の発言内容。
中国が推進する「1ベルト、1ロード」建設は、勢力圏を拡大すること、現有の国際秩序を変えること、一国家或いは一部の国家の利益だけを保護することなどが目的ではなく、沿線諸国さらには世界各国の互恵・ウィンウィンと共同発展を推進する目的で提出された重大な呼びかけである。習近平国家主席は、「1ベルト、1ロード」建設は、協議・共同建設・利益共有を原則とすべきだと繰り返し強調している。この点も、提案の核心部分を構成している。
現在の世界には、経済グローバル化の加速、地域発展が直面する諸問題の発生など、いくつかの条件に変化が生まれている。だが、国家間・地域間の協力により共通の目標を実現できるという、決して変わることのない条件もあり、これはまさに、シルクロードが我々に与えてくれた古い知恵といえよう。
「1ベルト、1ロード」建設の原則「協議・共同建設・利益共有」とは、具体的には次の内容を示している。