国務院新聞弁公室が17日に行った記者会見で、「2014年度中国対外直接投資統計公報」の関連状況が発表された。商務部(省)国際貿易交渉副代表の張向晨氏が明らかにしたところによると、2014年、中国の対外直接投資額は1231億2千万ドルで、過去最高を記録した。人民網が伝えた。
張副代表は「商務部は関連部門と共に、体制・メカニズムの改革を絶えず深化し、『1ベルト、1ロード(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』の建設を積極的に推進し、投資の便利化を加速し、一連の政策・措置を打ち出した。中国企業の海外進出の内在的原動力もますます強まっている。2014年、中国の対外直接投資額は1231億2千万ドルで、過去最高を記録した。3年連続で世界3位につけ、初めて双方向投資の釣り合いがほぼ取れた」と述べたほか、2014年の中国対外直接投資の特徴として以下の8つを挙げた。
(1)対外投資フローが急増、外資導入規模とほぼ釣り合う
昨年、中国の対外直接投資額は引き続き急増し、前年同期比14.2%増の1231億2千万ドルで、過去最高を記録した。中国が対外直接投資統計データを公表し始めた2003年以来、12年連続で増加しており、2014年のフローは2002年の45.6倍、2002年~2014年の年平均増加率は37.5%に達した。昨年、中国の対外直接投資と外資導入額の差はわずか53億8千万ドルに近づき、双方向の投資額は、ほぼ釣り合いが取れた。
(2)対外投資のストックが拡大、初めて世界トップ10入りを果たす