別の調査によると、借金をしている7000人の回答者のうち、旅行のためにローンを組んだ人の比率は13%に達した。旅行は家計、日常消費、デジタル製品の消費に次ぐ、ローンの目的となった。
◆借金してまで旅行しようとする人とは?
どのような人が借金してまで旅行しようとするのだろうか?上述した調査の回答者のうち、月収が6000元(1元は約18.75円)を上回る人が38%を占め、低所得者が借金をしたがるという伝統的な観念とは異なっている。「金を使わずローンを組む」が多くの若者の新しい消費理念になっている。一部の回答者は自宅・マイカーの購入、自宅の内装のため借金しているほか、各種消費財を購入するため分割払いを選択している。しかも手元にお金がないのではなく、それを投資に充てている場合が多い。また中小都市の市民は、大都市の市民よりも借金して旅行することに意欲的だ。
しかし奇妙なことに、借金をする人の83%の学歴は大卒以下だ。専門家は、「大卒以下の借金の需要が、オンライン金融プラットフォームに集まっている。これは低・中学歴の、伝統的な金融システムにおける借金の難しさを示している」と指摘した。
◆注意すべき点は?
消費者金融市場の加熱は、EC大手の激しい競争を引き起こしている。ネット上では、長期連休に的を絞ったさまざまな融資サイトが開設されている。
これほど多くの消費者サービスが提供されているが、どのように利用するべきだろうか?関係者は消費者に対して、ローンを組む際に慎重に検討するよう促した。例えば先に、これが自分が今必要としているものなのか、本当に必要としているものなのかを考え、自分が借金を負担し返済する能力を持っているかを理解しておくべきだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年9月30日