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中国は世界経済の復活に自信と希望をもたらしている

――如何に中国GDP成長率7%を見るか(5)

人民網日本語版 2015年09月30日08:30

財布のふくらんだ中国人は、世界各国の観光業に歓迎されている。2014年、中国の大陸部外への観光者数は延べ1億人を突破した。今年上半期も前年同期比16%前後の成長をみせた。中国の観光客はよく買い物をすることで知られる。中国人の海外観光消費総額は2014年、前年から30%近く増加し、1兆元を突破し、世界最高を3年連続で軽々と守った。世界の国際観光収入に占める割合は11%に達し、関係国の消費の成長を引っ張っている。

中国人観光客がビジネスチャンスと希望をもたらしているのと同様、中国経済の構造調整の深まりも、世界経済の再均衡と着実な復活に新たなチャンスを生み出している。

中国の中間所得層はすでに3億人以上に達し、拡大と成熟を続ける巨大な消費市場が形成されている。もしも消費の安定上昇傾向が今後10年保たれれば、消費支出の規模は2025年までに10兆ドル以上(現在の物価水準で推算)に拡大するとみられる。国外の消費財製造業にとっては利益を上げる絶好のチャンスとなる。

「製造大国」から「製造強国」への転換プロセスでは、従来型産業のアップグレードや改造に大量の先進技術や高級設備、重要部品の輸入が必要となる。サービス業の急速発展も、世界の貿易パートナーに開発や設計などより多くのチャンスをもたらすこととなる。2025年までにサービス業の規模は12兆ドル以上(現在の物価水準で推算)に拡大するとみられ、市場潜在力は大きい。

中国は、中級設備の生産能力で優位性を持っており、高いコストパフォーマンスや総合的な整備や工事建設の能力、豊富な外貨準備などの強みを持っている。このことは中国が、上と下とをつなげる架け橋と紐帯としての役割を発揮し、異なる発展段階にある国家の産業発展の行き詰まりを打開し、各方面の供給と需要をマッチングし、いっそう大きな合弁・協力市場を開拓し、世界経済の安定成長の新たな動力を凝縮することを可能とする。

中国経済が転換・アップグレードを成功させ、投資による駆動から消費による牽引への経済成長方式の転換を実現し、工業主導からサービス業主導への重大な転換を実現した後、中国経済は、いっそう安定的で、いっそう質が高く、いっそう持続可能性の高い新たな発展段階への一歩を踏み出し、世界経済の成長エンジンとしての役割をこれまで以上に発揮することとなる。

中国は、中高速の成長を保ち、ミドルハイエンド水準に向かうという「二重の目標」を掲げ、世界各国とともに、寛容でバランスの取れた発展を推進していく自信と決意を持っている。(編集MA)

「人民網日本語版」2015年9月30日

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