2015年10月9日  
 

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中国人観光客の「当たり屋」報道は誤報 日本側が謝罪 (2)

人民網日本語版 2015年10月09日09:27

フェニックステレビの記者が、「京都祗園町南側地区まちづくり協議会」の高安美三子会長と村上茂防犯防災委員長の話を引用して、「京都で『当たり屋』があったのは事実だ」と報道した。

当事者である老人が参加したツアーの引率者の劉さんが、老人が日本で「当たり屋」行為をしたとの報道は事実でないと否定した。

これによると今年8月、当事者である老人の娘の楊さんと夫、子ども、両親の一家5人は、6日間の日程の日本ツアーに参加した。事故が起こった時、楊さんの母親は道ばたで写真を撮っていた。この時、道を走っていた車両の女性ドライバーが通行人を避けようとして、母親のかかとにぶつかってしまったのだという。

楊さんによると、彼らはすぐに警察に届けた。警察では調書を取り、楊さんの母親に運転手の責任を追及するかを聞いた。だが老人は、ドライバーは責任を逃れようとしたわけでもないのでいいと断った。警察はその場を去り、老人側とドライバーが自分で問題を解決することとなった。

なぜ10万円を求めたかについて、楊さんは、日本人ドライバー側は保険会社を通じて賠償しようとしたが、保険申請の過程には非常に時間がかかる上、日本での日程も限られているため、早く帰国するためにも、双方はまず先に払い、保険の問題は日本人ドライバーの方で解決することにしたと説明している。楊さんによると、どのくらいの額がふさわしいのかわからなかったので、ツアー参加費の7400元を求め、最後はドライバーと交渉して10万円(5300元)の賠償で決着をつけることになった。

楊さんによると、女性ドライバーは異議を出さなかったし、楊さんも家族も脅すなどはしておらず、逆にこのドライバーは責任感があると感心していたのだという。


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