日本を訪れる中国人観光客の激増に伴い、新宿・歌舞伎町などで中国人が詐欺・ぼったくり被害に遭う事件も発生している。客引きの口車に乗せられて店に連れて行かれ、ぼったくり、クレジットカードの無断使用・支払強制などの被害に遭う事例が報告されている。しかし、観光のための短期滞在、言葉の壁、日本の法律面の不備といった原因が重なり、被害者の権益保護は困難だ。中国領事服務網の情報を引用し、人民網が伝えた。
東京都新宿区では、客引きが条例で禁止されており、警察は取り締まりに力を入れている。在日本中国大使館は訪日観光客に向け、客引きの言葉につられて店に行かないよう呼びかけている。なお、詐欺被害に遭った場合は、すぐに警察に届出をし、被害に遭った時間、店名、具体的な状況などを伝え、可能ならば今後の調査のために関連の証拠を提出するべきとしている。
新宿区警察署の住所は東京都新宿区西新宿6-1-1。電話番号は03-3346-0110。日本語のできるガイドや友人の同伴の下、届出ることもできる。言葉の問題で警察と直接意思疎通ができない場合、東京警視庁(03-3581-4321)に電話をかければ、コールセンターにつないでもらえる。コールセンターでは24時間中国語の通訳が待機し、通報を受け付けている。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年10月15日