中国の王毅外交部長(外相)は15日、ブルガリアのミトフ外相と同国の首都ソフィアで会談し、その後の共同記者会見でシリア問題における中国側の立場を説明した。新華網が伝えた。
王部長は、「中国は、国際法に合致し、かつ当事国の同意を得たうえでの国際反テロ行動を理解し、支持する。また、国際社会は反テロにおいて、相互不信や相互非難をやめ、合力を形成すべきだ」と述べた。
王部長はまた、「武力は問題の解決にはならない。政治的解決は根本的な問題解決の道だ。中国側はシリア問題の政治的解決に真の意味で役立つすべての努力を歓迎する。これらの努力は国連というメインルートに集まるべきだ。国連、国際社会の支持・努力の下で、シリアの関係各方面がシリア国家と民族の根本的利益に合致する解決策を探すことを望んでいる」と述べた。
王部長はさらに、「中国はこれまで独自の方式で国際反テロ協力に積極的に参加し、シリア問題の政治的解決を積極的に促進し、肝心な節目において中国の提案を提出してきた。今後も引き続きそのために努力する」と表明した。(編集LX)
「人民網日本語版」2015年10月19日