外交部、シリア化学兵器の海上輸送は各国との協力を継続

洪磊報道官

　外交部（外務省）の洪磊報道官は14日の定例記者会見で「シリア化学兵器の海上輸送は廃棄作業の要となる部分だ。中国は引き続き関係各方面と共に努力して、プラスの流れを維持する」と述べた。

　洪報道官は輸送活動の最新の状況について「1月7日、シリア政府は困難を克復して化学兵器の搬出を始め、化学兵器禁止機関（OPCW）の決定と安保理決議を実際の行動によって真摯に履行した。中国、ロシア、デンマークは積極的に協調し、第1次海上輸送の安全を確保した」と説明。「われわれはこれを歓迎し、シリア政府を含む各国の努力を称賛する」と表明した。

　また「中国外交部と国防部（国防省）はすでにキプロスに人員を派遣して化学兵器海上輸送の調整作業に参加し、OPCW・国連合同特派団、ロシア、デンマークなど各方面と緊密な意思疎通を保っている。中国艦『塩城』も実際の作業の必要性に基づき、ロシアやデンマークの軍艦と適時調整を行い、今後の輸送と護衛の準備を整える」と説明した。（編集NA）

　「人民網日本語版」2014年1月15日