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博物館の防犯技術、顔認証の時代に突入

人民網日本語版 2015年10月21日14:55

泥棒が警報機に触ると、設備から白煙が吹き出す。白煙は数秒間で部屋全体を覆い、方向が分からなくなる。泥棒は逃げようと思っても道を見つけられず、物を盗むこともできない--。河南省群衆芸術館のホールで19日午前、このような光景が展開された。人々は無毒・無臭の煙が泥棒を捕まえられるのかと、意外な感に打たれた。これは2015年(鄭州)国際博物館会議(ICOM)安全委員会第41回年次総会の開幕式で展示された防犯技術だ。大河報が伝えた。

同年次総会で発表された情報によると、多くのハイテク技術が博物館の防犯に進出している。来館者が知らぬ間に来館情報を記録される顔認証システムは、犯罪者の下調べを効果的に予防することができる。また文化財の「すり替え」を防ぐミクロ画像識別技術により、外部の展示に出された文化財の安全を充分に保証できる。

河南博物院の田凱院長は、「中国の博物館は全体的に見て、世界でも警備が良く行われている方であり、一部の新技術は世界トップレベルに達している。河南博物院も近年、一部の機関と防犯の新技術を共同研究している。河南博物院は全国で初めて博物館来館識別カードを採用し、来館者の情報を記録し、人数を制限し、潜在的な安全リスクを分析している。この技術はICOMからも認められている」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年10月21日

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