韓国・ソウル市政府がこのほど発表した報告書によると、ソウルを訪問する中国人観光客は、美容整形を目的とした「江南(カンナム)派」と、ショッピングを目的とした「江北(カンブク)派」に分かれることが分かった。新華網が報じた。
ソウル市政府はこのほど、韓国のクレジットカード会社BCカードや中国の銀行間決済ネットワーク・銀聯と連携し、今年4-6月に、韓国を訪問した中国人観光客を対象に銀聯カードの利用状況を分析。中国人観光客は、江南区では主に、美容整形手術を受け、百貨店で買い物し、新沙洞(シンサドン)の並木道で食事しているのに対し、江北区では主に梨花女子大学校や弘益大学校近くのショップや東大門(トンデムン)などで服や化粧品を買っていることがわかった。
その他、午前0-1時になると、クレジットカードの支出の6-7割がショッピングサイトに集中する。
ソウル市政府は今後、同報告書をさらに分析し、関連の観光政策を制定し、中国人観光客を対象にした新たな観光スポットを開発する方針だ。
「人民網日本語版」2015年10月28日