英国のジョージ・オズボーン財務相は現在、新たなパートナーを探している。中国の習近平国家主席が19-23日の日程で予定している英国公式訪問は、オズボーン財務相にとっては、英国を「中国の西洋で最も良きパートナー」に変える大チャンスとなる。環球時報が英国紙「ロンドンイブニングスタンダード」の報道を引用して報じた。
習主席は「ビザ」のことを心配する必要はない。英国の外務省が全ての手続きがスムーズに行くよう手配している。訪英する他の中国人もそうなることが願われる。中国人が、英国に滞在するためのビザを取得するとなると、申請書にたくさんの必要事項を書き込み、権利を持つ申請センターで予約しなければならない。さらに、そこが自宅からどんなに遠いとしても、申請者本人が赴いて、指紋を採取してもらわなければならず、旅行に行く理由などを聞かれる。その後、家に帰って3週間ほどしてやっとビザを手に入れることができる。
英国滞在のビザを取得するのに必要な費用は、シェンゲン・ビザ取得の2倍で、後者のほうが取得が簡単だ。中国人が欧州旅行に押し寄せている中、英国だけは避けられているのもうなずける。2014年、英国を訪問した中国人の数は前年比7.6%減だったのだ。財布のひもがゆるい中国人旅行者が減ると、英国の小売業やホテル業も打撃を受ける。英国の就職や経済成長は暗雲が立ち込めている。