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中国観光局「米国で入国拒否の中国人はブラックリストにない」

人民網日本語版 2015年09月23日13:13

「上海から欧洲に行った観光客がマナーが悪かったため記録に残され、米国で入国拒否された」というニュースが最近、中国のネット上で話題となっている。しかし、中国国家観光局の職員は21日、「環球時報」の取材に対して、「当局が公表しているマナーの悪い観光客のブラックリストにその上海からの観光客の名前はない」としている。北京観光学会の劉思敏・副事務局長は、「現在、欧米諸国には、マナーの悪い観光客をブラックリストに載せる制度はない」と指摘している。環球時報が報じた。

今年4月より、国家観光局は、法律や法規に違反したり、公共の秩序を乱したりしたため、行政処罰を受けたり、裁判所から法的責任があるとの判決が下ったりした観光客、または、社会に深刻な影響を与える行為をした観光客を記録に残している。同局の職員は、「環球時報」の取材に対して、「記録に残されているのは今のところ11人だけ。このブラックリストは外国とは共有しておらず、必要な時に、警察や民間航空会社などに関連の情報を提供するだけ」と説明している。

欧米でマナーの悪い行為をしてブラックリストに載せられ、入国拒否される可能性はあるのだろうか?劉副事務局長は21日、「環球時報」の取材に対して、「現在、米国には、マナーの悪い観光客をブラックリストに載せる制度はない。それに、米国の入国管理者が入国拒否の理由を説明することもない。マナーの悪い観光客がブラックリストに載っていたというのは根拠がない」との見方を示している。


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