これと同時に中小企業と零細企業の発展が今や主旋律となっており、ネット金融は伝統的な金融機関に比べ、迅速な応用、細分化された取引、リアルタイムの資産管理といった属性によって、中小零細企業により一層歓迎されている。馬チーフエコノミストは、「ネット金融はコストがそれほどかからないため、小規模・零細企業や遠方の貧困地域の資金調達需要にある程度対応することができるが、往々にしてリスクが大きい。ネット金融はリスクをコントロールし、管理とリスクコントロールの側面を強化しなければならない」と話す。
グリーン金融の発展について、馬チーフエコノミストは、「グリーン金融システムの構築は必要であり緊急の任務だ。現在、中国経済は構造調整の段階に入り、グリーン経済へとモデルを転換させている。中国は将来、毎年約2兆元(37兆9805億円)規模のグリーン投資を行う必要があり、中国の持続可能な発展を支える経済構造のモデル転換に利用しなければならない。財政予算からは最大で15%の資金しか提供することはできず、グリーン投資の85%以上は民間からの投資資金で埋め合わせしなければならない。グリーン金融の狙いは金融ツールを運用してグリーン投資を推進することにあり、グリーン金融システムの構築は必然的な流れだ」と述べる。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年10月28日