アイデアあふれるランニングイベントが続々
もっと多くの人を引きつけるために、ドイツの一部の町ではアイデアあふれるランニング大会を開催している。例えば、高層ビル数がドイツ一のフランクフルトで盛んに行われている「階段上りコンテスト」では、参加者が一番高いビルに上る時間を競い合う。「カラーラン」では、参加者はカラフルな粉を浴びせられながら5キロを完走する。また、「パンツラン」では、参加者はパンツだけを履いて指定の距離を走り、寄付金を募る――。
国民的スポーツとなったランニング
一方、ドイツの会社員の間では「お昼ラン」が流行っている。フランクフルトの銀行で働くソフィーさんもその一人だ。彼女は二人の同僚と「ランニングチーム」を結成し、毎日お昼の時間を利用して10キロ走る。会社に戻るとシャワー室でさっと汗を流し、また午後の仕事に入る。「走ることは体を鍛えるのに一番手近な方法で、場所を選ばず、ただ部屋を出て道で走ればいい」とソフィーさん。
また、ノーベル物理学賞を受賞したウォルフガング・ケターレ氏ら有名人も積極的にランニングをPRしている。14歳からランニングをしているというケターレ氏は、「走りながら色々な事を考えられる。物理の問題、家族の問題、週末の計画など。走っている最中に重要な発見をしたことはないが、問題について考え、そして結論を出す貴重な時間になる」と語った。(編集SC)
「人民網日本語版」2015年10月30日