北京市環境保護局はこのほど、同市の今年1−10月のPM2.5(極小粒子状物質)濃度が、前年同期比で21.8%低下したと発表した。しかし秋から冬への季節の変わり目は、重度汚染が発生しやすい。これに暖房シーズンの石炭燃焼などによる汚染物質の排出増加が加わり、大気汚染防止は今後2ヶ月に渡り厳しい情勢を迎えることが予想される。人民日報が伝えた。
北京市の今年1−10月の大気中に含まれるPM2.5の累積濃度は、前年同期比21.8%低下の1立方メートルあたり69.7マイクログラムとなった。他の主要大気汚染物質3種類の累積濃度は、1立方メートル当たりPM10(浮遊粒子状物質)が92.7マイクログラム(前年同期比21.0%減)、SO2(二酸化硫黄)が13マイクログラム(同39.8%減)、NO2(二酸化窒素)が46.2マイクログラム(同17.1%減)だった。大気環境基準達成日数は前年同期比31日増加、重度汚染の発生日数は同16日減少した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月4日