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大雨でも汚水流出なし、汚染物質検出率も低下 天津

人民網日本語版 2015年09月03日15:40

天津市浜海新区の危険物保管倉庫で爆発事故が起きてから22日が経過した。現場のメディアセンターの情報によると、2日午後3時現在、行方不明の犠牲者160人が発見されて身元の確認が終わった。公安・消防関係者が23人、天津港の消防関係者が73人、警察関係者が11人、その他が53人だったという。「北京日報」が伝えた。

8月31日から9月1日にかけて、同新区一帯は次第に強い雨となり、局地的に大雨となった。事故現場とその周辺では、環境保護システムと関連機関の担当者が降雨時緊急対応マニュアルを始動。1日夜になっても堤防の決壊、浸水、流出といった現象はみられなかった。また関係当局は事故発生エリア周辺の汚水処理を強化し、シアン化物無力化装置をフル稼働させ、処理が終わって基準をクリアした汚水の排水作業を全力で進めている。

環境モニタリングでは、1日午前0時から午後12時までの間に、現場で空気のサンプル126点を採取した。一部の地点の空気サンプルからシアン化水素、硫化水素、アンモニア、トルエン、揮発性有機化合物などの汚染物質が検出されたが、基準値を超えてはおらず、降雨後の各種汚染物質検出率は降雨前に比べて低下した。

大気質通常検査汚染物質モニタリングの結果をみると、1日午前0時から午後12時までの間に、事故発生エリア周辺5カ所で行われた大気質自動モニタリングステーションの観測データから、大気の質が1級(優)の水準を保ったことがわかったという。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年9月3日

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