2015年11月2日  
 

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パナソニックとソニー 上半期業績は上々

人民網日本語版 2015年11月02日08:31

日本のパナソニックとソニーが29日、2015年度第2四半期(7~9月)の業績を発表した。この日本の電子製品大手はいずれも上半期の業績が好転し、パナソニックは上半期利益が前年同期比38%増加し、ソニーは7~9月期に赤字から黒字への転換を達成した。一財網が伝えた。

日本企業(中国)研究院の陳言執行院長は、「パナソニックとソニーの15年度上半期純利益はいずれも1千億円を超えた。これには主に3つの原因があり、1つ目は円安に応じて、収入が増加したこと。2つ目は欧米市場での売上が好調だったこと。3つ目は中国経済の減速による引き下げ効果がそれほど大きくなかったことだ。だが円安が続く可能性は低く、新たな技術革新は見あたらないため、日系電子大手両社の利益の伸びが持続するかどうかはしばらく観察する必要がある」と話す。

▽パナソニックの利益が4割近く増加

今年4~6月のパナソニックの売上高は3兆7604億円で、同1%増とわずかに増加した。このうち日本国内での売上高は同約2%減少して、1兆7089億円になった。日本以外の市場での売上高は同4%増加して2兆515億円に達した。業績の報告期間内の営業利益は同13%増加して2005億円に達し、純利益は同38%増加して1113億円に達した。

パナソニックによると、15年度上半期の売上高の伸びは、主にB2B(企業間の電子商取引)ソリューション事業、日本と東南アジア地域での白物家電事業などの売上高の増加によるものだ。またパナホームを含む住宅関連事業が収入増加の傾向にある。全体として円レート上昇がもたらした効果により、パナソニックは全体として収入の伸びを確保することができたという。

パナソニックは営業利益の伸びについて、事業の構造改革をこれまで実施してきたこと、収益体制が強化されたことによるものと説明する。また成長分野の事業での収入増加の利益増加に対しての貢献が引き続き拡大しているという。


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