第6回中日韓首脳会談が1日、韓国の首都・ソウルで開催され、「北東アジアの平和と協力のための共同宣言」が発表された。中国新聞網が伝えた。
計56項目からなる共同宣言には、北東アジアにおける平和と協力の実現、共同の繁栄のための経済的・社会的協力の拡大、持続可能な開発の促進といった内容が組み込まれた。
共同宣言の骨子は次の通り。
▽北東アジアにおける平和と協力の実現
3カ国の協力分野を広げるため、約20の閣僚級メカニズムを含む50以上の政府間協議等をより積極的に推進、様々な協力プロジェクトを積極的に実施し、閣僚級を含む新たな政府間協議の確立に向けて取り組む。
▽共同の繁栄のための経済的・社会的協力の拡大
3カ国の経済貿易交流をより一層強化し、利益の融合を深め、協力を強め、貿易と投資のために有利な環境を整える。包括的かつ高いレベルのFTA実現のため、中日韓FTA交渉の加速に向け一層努力する。
▽地域・国際の平和と繁栄に対する貢献
朝鮮半島における核兵器の開発を反対し、朝鮮半島に緊張を引き起こすいかなる行動や国連安保理決議に違反する行動にも反対する。意味のある6カ国協議のため共同の取り組みを継続し、平和的な形で朝鮮半島の非核化を実質的に進展させるよう努める。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年11月2日