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2015年11月17日  
 

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穴開きサンダルで一世風靡のクロックス、中国の業務縮小へ (2)

人民網日本語版 2015年11月17日15:15

現在、クロックスの評価価値は以前の60億ドル(約7200億円)から、13億ドル(約1560億円)まで下がっている。業界関係者は、「クロックスは、中国市場で商品の種類の拡大を焦り、模倣品も多いため、利益が思うほど上がらなかった」と指摘する。また、米国のUnited Times Associatesの楊大筠・中国エリア総裁は、「クロックスは1つの商品で、短期間で市場を拡大したが、ブームが下火になるにつれ、消費者は飽きを感じるようになった。また、単一商品の属性を他の商品に採用する過程で、新たな消費者や市場の獲得が難しくなった。サンダルが不振になってから、クロックスは商品ラインの拡大を通して、サンダルの快適さや手軽さを、他の商品に採用したが、このサンダルに飽きた消費者が別の商品を受け入れるのは難しかった」と指摘している。また、サンダルの不振が続き、クロックスにとって、他の商品の市場も突破が難しくなっている。2012年、360万7千ドル(約4億3300万円)だったクロックスの赤字は、2013年の第4四半期(10-12月)に、6693万3千ドル(約80億3200万円)に拡大している。

ある業界関係者は、クロックスが赤字になったのは、中国市場の模倣品と大きな関係があると指摘している。ナイキやアディダスも、中国における数十年の発展の過程において、模倣品のダメージを終始受けてきたものの、商品ラインの拡大や「スペシャル版」や「限定品」など、利益率の高い商品の開発に力を注いだため、市場を失うことはなかった。しかし、クロックスは主力商品を模倣され、売り上げが一気に減少し、値上げなどの手段で模倣品に立ち向かったものの、良い結果には至らなかった。その背後には、クロックスのモデルチェンジのスピードが遅く、注文の方法が保守的であるなどの足かせがある。

楊総裁は、「新鮮味を求める消費者にとって、クロックスのサンダルにもう魅力はない。そのため、クロックスの再起のカギはイノベーション。また、クロックスの商品のクリエイティブ、モデルチェンジのスピード、注文の方法などにおいて、課題を克服できるかが重要となってくる」と指摘している。

「人民網日本語版」2015年11月17日


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