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中国市場に進出する外資企業、中国語名に要注意

人民網日本語版 2015年09月15日13:41

一杯の「星巴克」(スターバックス)から一日が始まり、「宝馬」(BMW)で職場に向かい、「三星」(サムスン)の携帯電話でメールをチェック。中国に進出している企業が成功できるかどうかは、その名前にかかっている。チャイナネットが伝えた。

企業にとって、自社のイメージに合う名前をつけるのは難しい。南京国際マーケティンググループの創設者であるTait Lawton氏は、「まずい名前はまずい印象を残す。外国企業は、中国の漢字に意味が含まれることを理解しなければならない。例えば百思買(ベストバイ)は魅力的な中国語名ではなく、英語の音訳だ。だからベストバイは中国で人気が出なかった」と話した。

一部のブランドは、英語の音訳で、なおかつ良い意味を持つ中国語名を見つけている。「鋭歩」(リーボック)は「速く歩く」の意味で、「耐克」(ナイキ)は「壊れにくい、不撓不屈」の意味を持つ。「可口可楽」(コカ・コーラ)は「美味で楽しい」という意味で、しかも英語の発音に近い。

ブランドコンサルティング会社のLabbrandのVladimir Djurovic CEOは、「覚えやすい名前をつける上で重要なのは、自社製品との関連性を持たせ、ターゲットとする消費者から親しまれやすくすることだ。例えばリッチな客を集めたい銀行は、富を示すことのできる名前を考慮しなければならない。匯豊銀行(HSBC)は『集まる、豊か』を意味する。英語名を直訳すれば、このような効果は得られない」と指摘した。

その他の企業は、より消費者に親しまれる名前を考えている。世界小売大手の「家楽福」(カルフール)は、「楽しく幸せな家庭」という意味だ。Djurovic氏は、「良い中国語名を選ぶのに、1年はかかるかもしれない。絶対的なルールはなく、さまざまな要素によって適した名称が決まる」と述べた。 (編集SC)

「人民網日本語版] 2015年9月15日

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