趕集研究院が北京で発表した「趕集網インターネットプラス時代、就業主力現状調査報告書2015」によると、「90後(1990年代生まれ)」の就活パターンは、より「カジュアル化」の傾向を呈している。QQ、微博(ウェイボー)、微信(Wechat)など各種SNSは、求職・求人募集情報を得るための重要ツールとなり、今や、「モーメンツ(微信のソーシャル機能)」で仕事をゲットすることができるようになった。北京日報が伝えた。
〇SNSを見れば「仕事」にありつける
今年の卒業・求職シーズン以降、QQ、微博、微信など各種SNSは、求職・求人情報の集まる場となった。「インターネットプラス」は、就活中の中心層にさまざまな便宜を提供している。
ある電子情報企業の人事責任者は、「『モーメンツ』を利用して底辺の一般職員や一般技術管理研究開発者の人材募集を行えば、求人広告掲載料や情報発信料を大幅に節約できる。露出効果もなかなかのものだ」とコメントした。また、「モーメンツ」に求人専用のアカウントを開設している人も多く、知り合いが推薦する求人募集に応募する、というやり方が非常に普及している。
さらに興味深いのは、SNSやオンラインでの就活を好む人が、もはや高学歴者に限らなくなったことだ。
趕集網の調査報告によると、これまで、ブルーカラーの仕事を求める人の多くは、知り合いの紹介や分配制で就職していたが、インターネット時代の到来にともない、求人サイトは、ブルーカラーが求人情報を得る新たなルートとなった。「インターネットプラス」の時代において、「微博」「微信」によるさまざまな求人やLBS(位置情報サービス)による求人などが、就業の中心層の求職ルートに浸透しつつある。