2015年11月6日  
 

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中国の南極観測基地、医師や調理師を募集

人民網日本語版 2015年11月06日15:11

中国国家海洋局極地考察弁公室はこのほど公告を出し、調理師・医師・電気機械工、エンジニアなどを含む、中国第33次南極科学観測の越冬後方勤務職の予備隊員を募集した。公告によると、入選者は補助金のほか、長城基地で勤務する場合は約20万元(1元は約19円)、中山基地の場合は約25万元の給与を支給される。隊員の極地での勤務期間中、国内の勤務先の給与・福利厚生などの待遇が留保される。また職員は、「南極での勤務では、ペンギンの他に美しいオーロラを観測できる」と話した。公告が発表されてから、同弁公室には全国各地からひっきりなしに電話がかかってきている。人民網が伝えた。

応募者は心身ともに健康で、一定の業務能力と経験などを持たなければならない。医師の場合は8年以上の臨床経験、英語の高いリスニング力と会話力などを持たなければならない。調理師は上級中国料理調理師免許証、10年以上の勤務歴、さらに主食・副食の豊富な調理経験が求められるほか、主な中華料理の調理技術、栄養バランスの取れた献立を作成するための知識が必要だ。年齢は28−50歳。さらに幸運にも入選した場合、南極が人類共通の家であり、極地の自然環境と生態環境を保護することを忘れてはならない。

同弁公室の職員によると、中山基地の方が給与が高いのは、長城基地よりも南極点に近いからだ。長城基地は南極圏外に、中山基地は南極圏内に位置する。また中山基地の後方支援人員の方が、南極に滞在する期間が長い。長城基地は2016年12月上旬から2017年12月末、中山基地は2016年11月末から2018年4月上旬まで。

情報が発表されると、ネットユーザーのホットな話題になった。あるネットユーザーは、「上級中国料理調理師免許証の他に、さらに10年以上の勤務歴を持たなければとは、ハードルが高すぎる」、「これは金のためだけではなく、得難い経験だ。国内の南極ツアーは10数万元かかる」とコメントした。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年11月6日

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