北京が描く5年後の新「青写真」 (2)

北京市は、中心部に各級通風回廊システムを建設することを計画しており、幅500メートル以上の1級通風回廊を500本、幅80メートル以上の2級通風回廊を十数本、建設する。通風回廊の上流では、生態保護・修復が強化され、大型建築物の建設開発は禁じられ、通風回廊建設地域には、厳格な建設制限が設けられる。

【40万人が通州に移転】

外部の関心を集める行政副都心計画は、すでにほぼ青写真が完成している。その機能は明確に定められており、行政およびその関連を中心に、一部の文化・観光、オフィスなどの機能が分散される。2017年までに、北京市に属する行政事業機関の全てもしくは一部の移転が実施され、長期的な計画では、40万人が通州に移転する見通し。

王副委員長は、「我々は、通州と中心部との間に、『30分交通圏』を形成する計画だ。さらには、北京・天津・河北エリアがつながる交通システムも構築する。このほか、三甲（最高レベル）病院、幼稚園、重点小・中・高校など質の高い中心部の基礎教育・医療資源を整備して通州に導入し、北京中心部に引けを取らない公共サービス施設を通州に建設する」と話した。（編集KM）

「人民網日本語版」2015年12月8日