2015年12月9日  
 

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広東省女子サッカーチームの亘崇詞監督「若い選手が生活のために引退」

人民網日本語版 2015年12月09日11:28

前列で赤いサウンドバッグを抱いているのが亘崇詞監督

広東省スポーツ局は今年5月、2016年まで甲級リーグに所属する同省女子サッカーの監督を務めるとして日本の亘崇詞(わたりたかし)氏を迎えた。筆者が亘監督を取材したところ、この半年の間に感じた同チームの課題3つを語ってくれた。これはちょうど中国と日本のサッカーにおける理念の違いを反映している。羊城晩報が報じた。

プロ選手なのに日本のアマチュア選手に劣るのはなぜ?

亘監督は2013年、ASエルフェン狭山FC(現ASエルフェン埼玉)のコーチに就任し、「チャレンジリーグ」から「なでしこリーグ」への昇格を果たした。ASエルフェン狭山FCと比べて、広東省女子サッカーチームの選手は、体格や練習環境の面で恵まれていると亘監督は言う。また、日本の女子サッカー選手の多くがアマチュア選手であるのに対し、広東省女子サッカーチームの選手はプロ契約をしているため、毎日練習することができる。それでも、チームプレーはASエルフェン狭山FCに遠く及ばないという。その理由は何なのだろう?

「小さなことが勝敗を分ける」と亘監督。例えば、亘監督が最も頭を痛めているのは、チームにはユニフォームを配っているにもかかわらず、試合になると、違う服を着ている選手が毎回2、3人いること。「お互いに注意喚起する勇気や他の選手から何かを学ぶという精神に欠けている」と首をひねる。

同チームは、選手同士の仲はとてもよく、その関係はASエルフェン狭山FCの選手同士より良好だ。しかし、その会話の内容はどんなドラマを見ているかなど。「これらには深みがない。細かい所までしっかりすることができれば、もっと成長することができる」。


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