FIFA女子ワールドカップ(W杯)2015決勝戦が6日、米国対日本の試合が行われた。前半16分の時点で、米国は4ゴールを決め、最終的に5対2で日本に圧勝、3度目の優勝を果たした。成都日報が伝えた。
下馬評では、日本チームに対する懸念の声が渦巻いていた。そして試合開始後わずか16分で、人々の懸念は嘆きに変わった。決勝でこれほど大差がついた原因として、日本チームの準備不足や米国チームの稲妻のような素早い試合運びなどが挙げられた。だが、根本的な原因は、日本チームが弱かったことにある。過去3大会で決勝進出を果たした日本チームは、たしかにある程度レベルアップしたが、決して以前予想されていたように、アジア女子サッカーを代表する日本チームの実力は、すでに世界トップレベルに達している、と言えるほどではなかった。
日本女子サッカーチームは、現時点では、世界で1、2を争う強豪チームとは言えない。2010年、日本女子チームに追い付き追い越すことを目標とした中国女子チームにとって、両チームにはまだ大きな実力の差がある。さらには、パワープレーや身長・体格を活かしたディフェンス力が主流となっている世界の女子サッカー界において、技術プレーを守り続けることで、中国サッカーがアジア首位に返り咲き、さらには世界一の座を目指すことが、果たして可能なのかどうかは、いっそう疑わしい。