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中国ハイテク製品シェアが初めて日本超える イノベーションを模索

人民網日本語版 2015年12月09日16:17

米国ブルームバーグの8日報道によれば、アジア開発銀行(ADB)はこのほど、中国がついに日本を抜き、アジア最大のハイテク製品輸出国になったと発表した。2014年、中国の医療設備、航空、通信機材等のハイテク製品の輸出がアジアのハイテク製品輸出総額に占めるシェアが2000年の9.4%から43.7%まで拡大した。一方で日本は2000年の25.5%から7.7%まで縮小している。マレーシアやフィリピンなど東南アジア諸国のシェアも同様に縮小している。環球時報が伝えた。

アジア開発銀行が火曜日に発表した報告書「アジア経済統合モニター2015」では2014年、中国の輸出製品におけるローテク製品の割合は28%となり、2000年の41%から比較するとやや縮小している。HSBC銀行アジア経済研究所の共同主管であるフレデリック・ニューマン氏は「まだ多くの重要部品はその他の国から輸入しているが、中国のハイテク製造分野はすでに大きな発展を遂げている」とした。

アジア開発銀行の首席経済学者である魏尚進氏は「中国は小型無人機やスマートフォン、高速鉄道の分野で国際市場ですでに競争力を備えており、2000年当時は1万社足らずだったハイテク製造企業の数も3万社近くまで増えている」とし、「中国の『標準技術』製品分野は今まさに時代に追いつこうとし、また同時に独立してイノベーションを起こそうとしている。しかし依然として米国やドイツなどが世界の科学技術のリーダーである」と語った。

このほかに、中国は繊維、食品・飲料、木材、紙製品・パルプなどのローテク製品分野でもアジア最大のシェアを占めている。2014年の中国のローテク製品の輸出シェアは55.4%で、第2位のインドはわずか9.4%となっている。(編集TG)

「人民網日本語版」2015年12月9日

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