先日、日本政府が2015年度の「少子化社会対策白書」を発表し、20~30歳の日本人を対象とした結婚と家庭に対する意識調査のデータを公表した。未婚または恋人のいない男女を対象に行った調査では、37.6%が恋愛をしたくないと回答、結婚したくないという回答は31.9%となった。ほぼ同時期に日本生命保険も結婚に関するアンケート結果を発表した。男女別の結果では、結婚したくないと回答した独身女性が31%、独身男性は16.2%で、男女比の差が2倍近くとなっているが、例年と比べいずれもその割合がアップしている。中文導報が伝えた。
ではどのような原因が日本においてこの人生の最重要イベントをここまで苦境に陥れ、しかもその傾向をますます強めているのだろうか。この問題に関しては男女別それぞれの立場からみることができる。結婚に後ろ向きまたは晩婚を望む男性は「結婚したら自由がなくなる」、「結婚後の生活にプラスのイメージを持てない」とし、また「子供の養育を含む家庭での責任を負担したくない」と考えている。