李さんによると、毎日午前11時半から午後2時まで、マンハッタン・ミッドタウンのオフィス街で販売。買いに来る人のほとんどが近くで働いているホワイトカラーという。そして、午後4時から8時までは、コロンビア大学とニューヨーク大学の近くに移る。ここでは、大学生が主な客で、中国人留学生も多いという。
大繁盛となっているのを受け、李さんは従業員を雇うようになった。「煎餅を作っているのはメキシコ人と北京出身の中国人。レジをしているのは欧州人の女性。アフリカ人がそうじをしてくれている。その他、金髪で青い眼をしたイケメンや日本人もパートタイムで働いている。このように、いろんな背景の人が集まっていて、みんなとの交流もとてもおもしろい」と李さん。
「ニューヨークのある150年の歴史を誇る老舗肉店と提携している。肉店の社長はイタリア系のおじいさんで、肉を小さく切って、醤油で煮込んでくれている。前まで肉の醤油煮込みは知らなかったらしい。煎餅果子を売って、多くの海外の人に中国の食文化を知ってもらうことができた」。
「人民網日本語版」2015年12月15日