中国最南端の三沙市永興島の学校がこのほど開校。学前班(学齢前の児童に教育をするために設けられた教室)の生徒・陳小琴さんの母親は、「三沙市の子供が両親と離れて、海南島本島の学校に通う必要はこれでなくなった」と喜びを語る。京華時報が報じた。
肖傑・三沙市党委員会書記(市長)によると、永興学校とその関連施設の建設には、計約3600万元(約6億6600万円)が投じられた。建築面積は4650平方メートル。学校や資料館、水中考古学センターなどマルチ機能を備えている。同プロジェクトは昨年6月14日に着工し、18カ月を経てこのほど、使用が始まった。
肖書記によると、現段階で設置されている小学校、幼稚園、職業教育訓練などのほか、永興学校は三沙市の軍や市民が再び学ぶことのできる機会を作るために、資源を整備して、短大、大学の通信教育拠点などの設置も目指している。
「人民網日本語版」2015年12月16日