2015年12月25日  
 

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「爆買い」で中国人観光客はくくれない (2)

人民網日本語版 2015年12月25日10:04

お隣の韓国でも「ヨウカー」という言葉が流行している。中国語の「遊客」(観光客の意味)と同じ発音で、中国人観光客を指しており、報道の中でよく使われ、注釈なしでニュース報道によく出てくる。爆買いとヨウカーを比較してみると、ヨウカーの方が客観的だ。中国語を直接訳したもので、わかりやすく受け入れやすい。韓国のサイトでこの言葉を検索すると、どうやって中国人観光客を呼び込むかといった情報が出てきて、中国人観光客のリピート率の低さの原因について検討するものばかりだ。

ヨウカーには「豪快な」といった枕詞がつくが、日本人に比べて、韓国人の方が中国人の行動をよく理解している。韓国の友人達が率直に述べたところによると、20年ほど前に韓国人が海外で買い物に熱中していた時にも大きな荷物や小さな荷物をせっせと運び、あれこれ頭を悩ませていた。だから今の中国人観光客の行動を意外だとは思わない。さらに言えば、中国人観光客の買い物は全部が自分のためではなく、親戚や友人への贈り物の方が多いのだ。これらをひっくるめて「爆買い」というのは、少し言い過ぎだと思われる。

ドイツの哲学者ヴィルヘルム・フォン・フンボルトは、「1つの言葉においても、言葉のつらなりにおいても、言語とは一種の精神の活動であり、一種の真の精神の創造的活動である。どの言語においても、こうした精神の活動のすべてに独自性が備わる」と述べた。同じく中国人観光客を描写しても、国によって生まれる流行語は異なる。このような文化的な思考方法の違いは、中国人観光客がじっくりと味わい、つぶさに検討するに値するものだ。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年12月25日


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