台湾地区の彰化県鹿港鎮の人々は独特な食べ方で麺を食べており、碗も箸もレンゲも使用しない。ビニール袋を開き、直接豪快にすすっている。優雅にすすりたいならストローを使う。現地の軽食店で購入する際、直接麺をビニール袋に入れ特別な食べ方をする…この光景は現地の特殊な風景になっている。
現地の人は「こうやって食べるのは割と便利なので、ここでは大勢の人がこのようにして食べている」と話す。屋台の周りのあちこちでみんなが袋を手に持ち、箸もれんげも使わずに、ビニール袋を開けるや否や口元に傾け、顔を上に向けて麺を「飲んで」いる。一番すごい男性はオートバイに乗りながら麺をすすっている!
実際のところ、店主が「どけち」だから碗を使わないのではなく、麺をすするのは昔からこの地の伝統なのだ。ある住民は「鹿港出身の人であればみんな2種類の食べ方があることを知っている」と話す。以前、この地にはたくさんの小さな工場があり、労働者らはみんなが袋に入れられたまま購入し工場に持っていき、袋から直接すすりながら食べていた。その後、現地の人たちが出かける時にはこのように手っ取り早くビニール袋から直接麺を「飲む」形に徐々に変化してきたという。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年12月25日