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中国で伝える和の味 (3)

日本料理店「旬彩」料理長 中谷雄一  

人民網日本語版 2016年01月04日08:47

中谷さんの下で9年修業を積む禹博(ユー・ボー)さんは、日本料理人を志す中国人若手料理人の一人で、日本料理の精巧さ、余分なものを足さずに鮮度命で生み出される繊細な味に魅了されてきたという。中谷さんの印象については、「とても厳しい人。何かを学ぶ際はたとえ他のスタッフが帰宅しても、できるようになるまで帰らせてくれない。しかし、何でも包み隠さずすべての技術を伝授しようと心を砕いてくださる人。最初は言葉の壁があったが、師匠の中国語も上達し、こちらも師匠の発音の癖が分かるようになり、今では厨房での呼吸もぴったりだと思っている。日本料理人を志すからには、そこに通ずる日本人料理人である中谷師匠と学び続けたいし、学ぶことがまだまだある。一生勉強だ」と禹さんの言葉には熱意が溢れていた。

「日本だとスタッフも、食材も、調理器具もいいものが揃うので、美味しいものができるのは当然といえば当然。北京では希望の食材が揃わなかったりということはあるが、自分のスタンスをそこで崩さない。どんな情況でも自分の100%を出し切ることを常に心がけて調理に取り組んでいる。日本料理にしても如何なる料理にしても、追い求めるところはお客さんが美味しいと思うか思わないか、その絶対数が多いか少ないか、それに尽きる。ただ、それだけのために色々な食材を入れ、知恵を絞り、努力を重ねるということを料理人はしている。基本的なところ一緒なので、だから海外でも日本料理ができるんだと思う。基本を忘れずにこれからもやっていきたい」と中谷さんは語った。(岩崎元地)

「旬彩」-北京市朝陽区建国門外大街21号瑞吉酒店内 (010)64606688-2372

「人民網日本語版」2016年1月4日


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