電気代の支払いをうっかり忘れることは、誰にでもあるだろう。しかし今後は、そのような「うっかり」に対してくれぐれも注意が必要になった。国家電網浙江省電力公司は10日、今月から、12カ月以内に2回以上電気料金を滞納する、あるいは、違法に電気を窃盗するなど信用失墜行為をしたユーザーは、ローン交付やビザ手続に影響が及ぶことを明らかにした。銭江晩報が伝えた。
実のところ、杭州エリアに住む電力ユーザーに対するこのような規定は、昨年5月から実施されていた。だが、同規定の適用対象が、今年から全省の電力ユーザーに拡大されたのだ。
個人の信用失墜行為は、中国人民銀行信用失墜リストに記録され、その記録は、同行信用調査システムに組み入れられる。これによって生じた不良信用記録の情報は、参考情報として、各種金融機関に提供される。信用失墜リストに載った人は、ローン審査、出国・査証手続、就職など各分野で影響を受ける。つまり、電気代の未納は、税金の未納や民事裁判の判決結果などと同様、1人の人間の信用記録に汚点を残すことになる。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年1月13日