2016年1月19日  
 

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「習式外交」の「中東の時」 (2)

人民網日本語版 2016年01月19日10:25

第1に、戦略、姿勢。今回の訪問は中国外交をさらに改善し、突き固める重要な一環だ。習主席は過去3年間に19回外遊し、五大陸を訪問した。だが西アジアと北アフリカは訪れていなかった。この空白は「習式外交」にとって力を入れる新たな点となる。中国は積極有為の進取の姿勢を示し、引き続き中東の衝突・対立に巻き込まれないようにすると同時に、積極的に自らの案を示し、一層建設的な役割を発揮する。

第2に、目標、原則。今回の訪問は「中国の特色」が際立っている。中国は中東で排他的利益を求めず、他の大国と覇権を争っていない。客観的・公正な態度、正しい義利観によって、各国の溝の解消を誘導し、中東の平和と安定を構築する。国家関係において、中国は平和、発展、対話、協力を堅持している。二国間関係では相互尊重、協力・ウィンウィンを堅持し、「戦略の連結」を通じて、共同発展を実現している。

第3に、領域、重点。今回の訪問は「中国の大計画」を改めて体現した。中国は先日「アラブ諸国に対する政策文書」を発表し、5大分野の協力の「ロードマップ」を策定した。習主席の今回の訪問の山場は、「一帯一路」の大きな枠組の下、エネルギー協力を主軸、インフラ整備と経済・貿易・投資の円滑化を両翼とし、原子力、宇宙、新エネルギーのハイテク分野を突破口とする、「1+2+3」協力構造を深化し、新たな協力の成長源を築くこととなる。

3カ国、中東、世界は相互に影響を及ぼし、中国に連なる。「世界はこれほどに大きく、これほどの問題を抱えている。国際社会は中国の声を聞くこと、中国の案を見ることを期待しており、中国が欠席することはできない」。複雑に入り組んだ中東情勢を前に、中国の指導者が時勢を推し量り、毅然として予定通りに中東を訪問することは、中国側に各国との関係をしっかりと処理する自信が完全にあり、中国・アラブ利益共同体・運命共同体を築く決意があることを示し、中国の特色ある大国外交の自信と責任感を示している。

「中東の時」に入った「習式外交」は内容豊かで、期待に値する。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年1月18日


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