ブランドのバッグ、温水洗浄便座、電気炊飯器……中国人観光客の世界中での「爆買い」パワーは、すでに知らぬ者はいない明白な事実となった。世界観光機関(UNTWO)が今週発表した報告によると、中国人はすでに、世界一の「海外ショッピング好き」国民となった。2015年の中国の海外旅行者数は1億2千万人に達し、2016年春節期間中の海外旅行者数は約600万人に達する見通しだ。新華網が報じた。
【海外旅行、出費に糸目はつけない】
UNTWOが18日に発表した年間統計データによると、2015年、世界の海外旅行者総数は、前年比4.4%増の延べ11億8千万人に達し、過去最高記録を更新した。中国は引き続き、出国者数が最も多い観光客源国世界一の座を保った。報告によると、2004年以降、中国人の海外旅行費用総額は年間2桁台の伸びを示し、彼らの購買力は決して侮れないレベルとなっている。
中国観光研究院と螞蜂窩旅行網が共同で発表した「2015年世界個人旅行報告」によると、2015年、中国人の個人海外旅行者数は延べ8千万人、平均消費額は前年比24.1%増の1万1624元(約21万円)に達した。
2013年以降、中国人の海外旅行消費総額は、以前から「羽振りのよさ」が認められていた米国人、英国人、ドイツ人を追い抜いた。