安全保障面では、中国は安全保障協力を推進している。中国側はあらゆる形態のテロリズムに反対することを提唱し、各国の共鳴を得ている。
文化面では、中国は文化の多様性を強調している。中華文明とイスラム文明の二大文明の対話の拡大を呼びかけている。
習主席の訪問は、人類運命共同体建設という理念が終始貫かれていた。中国と中東諸国の協力は、パートナーシップの構築、安全保障構造の構築、発展の将来性の追求、文明交流の促進、エコシステムの構築を含む。人類運命共同体「五位一体」は、中国と中東諸国の関係発展に新たな理念を提供し、新たなビジョンを切り開き、建設的でフィージビリティを備える。「新型の国際関係」と「運命共同体」の二大理念に導かれ、「一帯一路(1ベルト、1ロード)」は双方協力の主軸となっている。中国と中東諸国は共に開放・協力の重要な時期にあり、「一帯一路」の枠組で発展戦略を連結し、協同発展と連動成長を実現することができる。3カ国はそれぞれ中国と「一帯一路」の共同建設に関する覚書に署名した。中国とサウジアラビアは「インターネット上のシルクロード」の建設協力強化の覚書にも署名した。「一帯一路」が中東で着実に実行されていることは、このイニシアティブが中国一国の独奏ではなく、沿線国の合唱であることを物語っている。
事実が証明するように、中国の新たな指導層が発足して以来、中国外交は一層進取の精神に富み、堅実で力強い手法になっている。習主席の中東訪問の成功に伴い、中国外交が新たな豊作の年を迎えることは間違いない。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年1月26日